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【美術展レポ】東京都美術館「奇想の系譜」


東京都美術館の奇想の系譜展に行ってきました。

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土曜の午後に行ったのですが、都美にしては混雑控えめだったと思います。(混んでないとは言っていない)

記憶が新しいうちに、気になった作品などメモしておきます。

 

 

 

 

 

 

伊藤若冲

 

海棠目白図

海棠の枝にすずなりになってとまっている目白がたいへん可愛かったです。
両手で掬ってもふもふしたい。

 

梔子雄鶏図

この展覧会のための調査で発見された、若年(推定30代)の頃の作品だとか。
音声ガイドでは筆致に迷いが見られるというようなことを言われてましたが、白黒のしっぽなど繊細で綺麗でした。

 

象と鯨図屏風 & 虎図

鶏や他の動物たちの絵が非常に写実的なだけに、一目で「あ、実物見たことなかったんだな」とわかる作品。
特に虎は、実物を見て描いたらどうなったのかを見てみたいと思いました。

 

 

 

曽我蕭白

仙人図屏風

ちょっと猿っぽい仙人たちが良いなと思った作品。
仙人図はこざっぱりしたタイプより、こういう個性的なタイプが好きです。

 

 

 

長沢芦雪

白象黒牛図屏風

若冲の象に比べて、かなり実物に近いように思いました。
芦雪は実物を見たことがあったのかな?
そして、黒牛のそばにちょこんと座っている子犬が滅茶苦茶可愛い!!
展覧会スタッフも同意見だったのか、ミュージアムショップで色々なグッズに採用されてました。

 

群猿図襖

岩場に集まる猿の群れを描いた作品ですが、猿の表情がとても豊か。
とくに岩の上に座る猿たちは人間のようにそれぞれ個性があって、名前を呼んだら返事をしそうなほどでした。

 

 

岩佐又兵衛

妖怪退治図屏風

この作品も、この展覧会の調査の過程で発見されたものだそうです。
左に配置された武将たちが右に配置された妖怪たちを退治する構図で、工房製作品(岩佐又兵衛の筆ではなさそう)だそうですが、図案は一番面白く感じました。

 

 

狩野山雪

寒山拾得図

文殊菩薩と普賢菩薩の化身とも言われた人がモデルだそうですが・・・菩薩のイメージとかなり違う。。
ちょっとインパクト強すぎではないでしょうか。

 

 

 

白隠慧鶴

達磨図

白隠と言えば達磨、で、本展にも3作くらい展示されていました。
私は濃墨で書かれた横向きの達磨が一番好き。

 

すたすた坊主

司馬遼太郎『燃えよ剣』で出てきましたね。
たぶん、ちょっと迷惑な人たちだったと思うのですが、白隠の絵だと肩の力が抜けて笑ってしまいそうに見えます。

 

 

鈴木基一

貝図

これ筆で描いたのか・・・と思わず唸ってしまうほど精緻な作品。
ちょっと若冲と作風が似ていると思います。

 

 

歌川国芳

相馬の古内裏

国芳作品の中でも有名ですよね。
何となく屏風レベルに大きい作品というイメージがあったのですが、展示されていた作品の中では、それほど大きいわけではなかったです。構図の力かな?

 

一ツ家

これは大物でした。
画題と国芳の画風がマッチして迫力満点。
浅草寺に奉納された絵馬だそうですが、子供たちの肝試しに使われてそう。