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【美術展レポ】東京都美術館「ハマスホイとデンマーク絵画」


こんにちは。
東京都美術館の「ハマスホイとデンマーク絵画」展に行ってきました。

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都美の展覧会は混雑するものと思ってたのですが大変空いていて快適でした。

以下、レポートです。
【注】げいじゅつを理解していない素人の感想です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

展覧会情報

展覧会名:ハマスホイとデンマーク絵画
会期:2020年1月21日(火)~2020年3月26日(木)
会場:東京都美術館
入館料:一般6,000円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円
総展示数:約86点
音声ガイド:560円
図録:2,500円
混雑状況:土曜午前/とても空いていました

身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内――限られた主題を黙々と描いたデンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)。17世紀オランダ風俗画の影響が認められることから “北欧のフェルメール” とも呼ばれるハマスホイの作品は、西洋美術の古典を想起させる空気を纏いつつ、近代の都市生活者特有の、ある種の郷愁を感じさせます。
欧米の主要な美術館が続々と作品をコレクションに加えるなど、近年、ハマスホイの評価は世界的に高まり続けています。日本でも2008年にはじめての展覧会が開催され、それまでほぼ無名の画家だったにもかかわらず、多くの美術ファンを魅了しました。
静かなる衝撃から10年余り。日本ではじめての本格的な紹介となる19世紀デンマークの名画とともに、ハマスホイの珠玉の作品が再び来日します。

 

 

 

ハマスホイ作品

静かなガランとした室内を描いた作品が多かったです。

どこかのサイトの紹介文にミニマリストの部屋っぽいと書かれてましたが、家具の一切ない部屋とか、机がぽつんとあるだけの部屋とか多かったです。
机やテーブルはあるのに椅子がない作品が多く、健康のために椅子を廃止する生活って当時のデンマークでもあったのか?などとアホなことも考えましたが、展示室の最後にあったビデオに出てきた、妻と自宅でくつろぐハマスホイの写真には、ちゃんと部屋に家具ありました 笑
あくまで美術作品として構成した部屋だったのね。

 

古いストーブのある室内

ハマスホイが初めて室内を描いた作品だとか。
古いストーブのある室内、というより、古いストーブ「しか」ない室内。
引っ越し前の内覧に来ているようでした。

 

背を向けた若い女性のいる室内

展覧会チラシにも採用されている作品。

解説によると、建具と壁に飾られた絵(額縁)の直線、パンチボウルとお盆の曲線のバランスが素晴らしい作品なのだとか。なるほど。

画材のパンチボウルはロイヤル・コペンハーゲン製で、実物がすぐそばに展示されていました。
そしてパンチボウルが載ってるのは、テーブルかとおもいきや何とピアノ。
ピアノを習っていた子供時代、ピアノの上に物を置くと怒られたものですが…こんな重そうなもの載せて大丈夫なのかしら。。

 

室内

ロンドン滞在中に住んだ部屋だとか。

壁際に寄せられた机と、壁にかかかった鏡。中央に白いクロスのかかったテーブルがあって、その後ろにはこちらに背を向けた黒服の女性という構図。
個人的には「背を向けた若い女性のいる室内」よりこっちが好きです。

 

農場の家屋、レスネス

モノトーンの農場。
絵の中に動物の姿はなく、農具も見当たらず、言われないと農場だとはわからない。

 

ロンドン、モンタギューストリート

「農場の家屋、レスネス」とは違って、こちらは精密で写実的。ちょっと同じ画家の作品とは思えないくらい印象が違います。

絵に添えられたキャプションによると、ハマスホイ作品としては珍しい作品なんだとか。やっぱりな~。

 

 

 

その他の作品

オスカル・ビュルク「遭難信号」

突然の遭難信号(サイレンか何かかな?)を聞いて、心配そうに窓の外を見る母親と息子。母親の腕に抱かれた幼児だけは、何もわからずテーブルの上のパンに無邪気に手を伸ばしている…という情景を切り取った作品。

海のそばの出身なので、時化ぎみの日に父親が仕事で船を出す時は、陸で仕事をする家族は、折々に窓から父の船の様子を確かめたなと、懐かしくなりました。

 

ヴィゴ・ヨハンスン「コーヒーを飲みながら」

コーヒーセットの乗ったテーブルと、静かに談笑する2人の老女を描いた作品。
相変わらず老女に弱いのでした。

 

ピーダ・イルステズ「縫物をする少女」

窓際の椅子に座って縫物をする少女の構図。

少女は、椅子に座ると足が床に届かないほど幼いのですが、こんなころから縫物ってしてたんですね。

解説には、椅子と机の位置が離れすぎていることから、画家が絵のモデルにするために少女を椅子に座らせたのだろうとありました。なるほど。

 

クレスチャン・モアイェ=ピーダスン「花咲く桃の木、アルル」

画題と雰囲気からゴッホに影響受けた画家なのか並べてと思ったら、実際にゴッホと交流があったそうで、しかもゴッホの「花咲く桃の木」と花の咲き具合がほぼ同じなので、同時期にキャンバスを並べて描かれたのかも?という解説文が。
まさかの・・・